
どうも、Chroです。
最近楽曲制作のお仕事を貰うことが増えてきたのでそろそろMidiキーボードの購入を検討し始めている僕ですが、様々な種類のMidiキーボードがあるのでどれを買うべきなのかで悩んでいます。
ということで、今回はAmazonで買えるMidiキーボードを色々リストアップして、長所と短所とレビューを見比べてまとめていきたいと思います。
32鍵以下のMidiキーボード
32鍵以下のMidiキーボードは場所をあまり取らないので外への持ち出しができたり、簡単な打ち込み作業であれば補うことができますが、ピアノなどの演奏をリアルタイムで打ち込むとなると不便になってしまいます。
ですが、ピアノが弾けない方や初心者DTMerにはおすすめできるキーボードが多数あります。
Akai Pro MPK mini mk3 25鍵

Akai Professional製のMPK mini mk3です。
このAkaiのMidiキーボードは、過去に僕自身も使っていたことがあって当時僕が使っていたのはMPK mini Mk2でした。
最近だとかなりシェア率も伸びていて、僕が当時使っていたころよりだいぶレビューが増えてきたメーカーです。
このMPKの大きな利点は、8つのドラムパッドがついており、DAWに設定させることでドラムなどの打ち込みにも対応できるほか、エフェクターなどのON/OFFの切り替えにも使えるということ。
またコントロール用のノブも8つ搭載しており、こちらもDAWでの割り振り設定が必要になりますが、ボリュームやパン振りなどが手元ですぐに行うことができます。
そしてmk2の時には付属していなかった、スターターキットが付属しているということです。
このスターターキットには、1500種類以上のプリセットサウンドが含まれていて、さらにインストゥルメントも6種類含まれています。
ただ、シェア率が伸びてきていて、いいことばかりに見えるAkaiですが、当時僕が使っていたmk2と変わらない点があるそうです。
それは、マニュアルが英語しかないこと。
当時のAkaiはそもそも使ってる人が少なく、設定方法も出てこないことが多々あったのでかなり苦戦した覚えが僕にもありますが、通常のMidiキーボードとしての利用ならマニュアルを読まなくても大丈夫だったりするのですが、問題はプリセットサウンドやインストゥルメントを利用するときにかなり困るようです。
なのでこのAkai Pro MPK mk3の使い方としておすすめすることは、ただ入力をするためだけのMidiキーボードとしての利用を考えて、付属するスターターキットは期待しないことをおすすめします。
正直マニュアルが英語で説明書がわかりづらいこと以外は、値段の割に普通に使えるし、コスパ最強だと僕は思うんですけどね。
- 外でも音楽制作をすることがある
- なるべく安くしたい
- 多機能性を求めている
- 小スペースで作業をしたい
- 初心者DTMer
- マニュアルが英語なので使い方がわかりづらい
- バージョンによってセットアップ方法が違う
- 設定方法は自分が使ってるDAWのMidiキーボードのマニュアルを見て設定すること。

Akai Pro MIDIキーボードコントローラー ミニ25鍵USB ベロシティ対応8ドラムパッド 音楽制作ソフト MPK mini mk3
KORG nanoKEY2 25鍵

大手メーカーのKORGが販売しているnanoKEY2は、ほかのMidiキーボードと違って持ち運びを想定してかなりコンパクトに作られているため、重量も軽い設計で薄めのMidiキーボードとなっています。
通常の鍵盤のようなキーではなく、ボタンタイプとなっていますが、ベロシティにも対応しているので、タッチ時の強弱も認識してくれるものになります。
オクターブシフトボタンは上下4段階で切り替えができ、サスティンボタンも搭載しているので最低限の機能はカバーしています。
また、iPadやiPhone専用のアプリもバンドルされているので、iPhone/iPad用GarageBandでも使用できる優れものです。
ただ普通のキーボードと違って簡易的なものとなるので実際にキーボードのような打ち込みが行いにくいデメリットがあります。
なので、和音などを入力するには少し慣れが必要だったりするので、簡易的なものという認識で購入することをお勧めします。
- 持ち運びが多い
- iPhone/iPadで音楽制作を行う
- 最低限の機能性でいい
- 簡易的なMidiキーボードがほしい
- キーが特殊なので慣れが必要
- ドライバーがバグることがある模様。
(作業環境によるものなので、必ずではない) - 2012年時点でバンドルされている製品すべてが使えるわけではない

KORG 定番 USB MIDIキーボード nanoKEY2 BK ブラック 音楽制作 DTM コンパクト設計で持ち運びに最適 すぐに始められるソフトウェアライセンス込み 25鍵
Donner STARRYKEY 25 25鍵

Donnerは中国のギターなどのエフェクターメーカーとして最近有名になってきているメーカーです。
中国と聞くと敬遠されがちですが、Donnerは価格が非常に安い製品を作っていますが、クオリティがとても高く、信用性が高いメーカーです。
そのDonnerが販売しているSTARRYKEY 25は、鍵盤数が25鍵と比較的少なめに造られていますが、Akai Pro MKP mk3と違い、8つのPad部分が上部ではなく左側に配置されているので縦長になっていて、取扱説明書も日本語対応。
なので、比較的狭い机の上でも配置がしやすく、ドラムパッドとしての使い方もできるMidiキーボードです。
そして、ピッチベンドやビブラートホイールも搭載しているので、打ち込みの表現もつけやすくでき、ベロシティも対応しているので必要な機能は揃っているといっても過言ではないMidiキーボードになります。
しかし、コネクタを抜く際は固い個体があるようで、なかなか抜けないこともあるようです。
ただこれに関しては、デスクに配置したままにすればコネクタを抜くことのほうがないので気にするレベルじゃないかも。
- 初めてのMidiキーボード
- 小スペースで作業をする
- 多機能なMidiキーボードが欲しい
- 打鍵が重いものが好き
- 使用している人が少ないのでAmazonのレビューしか参考にならない
- 作りが甘い部分があるのか、コネクタが抜けにくい個体がある
- 25鍵なので打ち込み、音探しなどの使い方がメインになる

Donner MIDIキーボード コントローラー USB 25鍵 ベロシティ対応 フルサイズ ピッチベンド/モジュレーションホイール 日本語取扱説明書 ブラック STARRYKEY 25

Donner MIDIキーボード 25鍵 MIDIコントローラー USB ベロシティ対応 省すベース 6つのトランスポートボタン 8つのバックライト付パッド 4個のロータリー・エンコーダーノブ 4コントロールスライダー iPhone・Mac・PC対応 DMK-25 グレー
M-Audio Keystation Mini 32 MK3 32鍵

M-Audioはオーディオインターフェースやモニタスピーカーなどを販売しているメーカーで、Keystation Mini 32は鍵盤ハーモニカほどのサイズのMidiキーボードになります。
ベロシティにも対応していますが、トータルコントロールと呼ばれるベロシティのカーブも調整ができ、ピッチベンドの他にもモジュレーションボタンが搭載されているんですが、ボタン配置はかなりシンプルに作られています。
そして、GarageBandやLogic Proやableton liveなどの大手DAWにも利用ができることが確認済み。
Midiキーボードを購入すると同梱されているライセンスシートを使ってM-Audio公式サイトからインストゥルメントとFXプラグインなどがダウンロードもできます。
しかし、個体によっては鍵盤に若干段差があるものもあったりすることがあるので購入した製品が当てはまる場合は交換をお勧めします。
クイックガイドがわかりづらく、公式サイトも英語で使いづらいというレビューもありましたが、実際に調べてみると公式サイトも日本語に対応していて、日本語用のユーザーガイドとクイックガイドがダウンロードできるので問題ないと思います。
- 小スペースで作業をする
- シンプルなキーボードがいい
- キーが多いほうがいい
- 個体差があるためキーがガタガタな物もある
- レビューでは英語サイトしかないという表記があるが、日本語用のユーザーガイドもある


M-Audio USB MIDIキーボード 32鍵 Keystation Mini 32 MK3
49鍵のMidiキーボード
KORG microKEY Air-49


大手メーカーKORGのmicroKEY Air-49はほかのキーボードと違い、Bluetooth経由でワイヤレス接続ができるMidiキーボードになります。
ワイヤレス接続で使用する場合は単3電池2本で約30時間使用ができるので、配線を減らしたい方におすすめのMidiキーボードになっています。
また、ワイヤレス接続対応なのでiPhone/iPadにもBluetoothで接続が可能。
別途でペダルを接続することでサステインなどのコントロール機能も使用できるようになっていて、作業効率も高めやすい製品になっています。
また専用ソフトを使うことによってキータッチの調整もできるので、それぞれに合った設定も作ることができます。
しかし、付属しているUSBケーブルは短いものが同梱されており、パソコン自体が目の前にあることが前提となってしまうので、別途で購入しなければいけない場合もあります。
また、Bluetoothの規格とUSB3.0の不具合があるため正常起動しないこともあるため、その場合は電池を一度抜いて再度接続を行わなければならないという手間も増えてしまうことも。
- 鍵盤数が多いほうがいい
- 場所を取らないMidiキーボードがほしい
- ワイヤレス接続をしたい
- Bluetoothの規格が4.0
- 接続が正常に行えない場合があるので対策方法を調べる必要がある


KORG 定番 ワイヤレス MIDIキーボード microKEY Air-49 音楽制作 DTM 省スペースで自宅制作に最適 すぐに始められるソフトウェアライセンス込み 49鍵
Roland A-49


ギターアンプJC-120で有名なRolandから発売しているA-49は、ほかのMidiキーボードと違ってタッチ感が電子楽器のタッチ感覚に近い作りをしており、初めて購入するMidiキーボードとしては評価が高い商品になります。
Function+Assign+Pitchを同時に押しながらUSBアダプタを接続するだけで起動することができるのでパソコン以外の機材と接続をして使用することもできます。
また取扱説明書もしっかりとした作りで、困ったときは対応がしやすいという点もさすが国産メーカーと言える部分でしょう。
その他にも付属のソフトウェアが同梱されているので、届いてすぐ使えるというのも大きなメリットです。
しかし、キーの大きさが若干短く作られており、ピアノなどの鍵盤経験者の方が使用すると少しがっかりするかも。
またコントロールボタンなどの物理キーがほかの製品と比べ少ないため本格的な演奏には向かず、あくまでも打ち込みなどのDTMをこれから始める方向けの製品になっています。
- これからDTMを始める方
- シンプルなキーボードがほしい
- 低価格
- 取扱説明書に書かれていない機能もある模様。
- ファームウェアのアップデートが必須の場合があるので届いたら要確認


Roland ローランド MIDIキーボードコントローラー A-49-BK ブラック 49鍵
novation Launchkey49 MK3


nobation(ノベーション)は、Midiコントローラーとして有名なLaunchpadを開発販売をしているメーカーとして有名で、このLaunchkeyは特にAbletonLiveとの相性が良く作られているMidiキーボードになります。
その他のDAWでも使うことができますが、LaunchPadの機能としても搭載されているスケールモードやコードモードなども使用することができるためかなり多機能なMidiキーボードになります。
また、AbletonLive 10 Liteも付属してくるため、EDMやテクノなどのelectronic系の作曲を始めたい方必見のMidiキーボードとなります。
ただ、多機能な反面利用者が少ないことから操作面で初めての方には少し難があるMidiキーボードになりますが、使い方さえ覚えてしまえばコードモードやスケールモードなどのおかげで音楽理論がわからなくても打ち込みがしやすいというメリットもあるのでおすすめです。
- EDMやテクノなどのelectronic系の作曲がしたい
- 多機能なMidiキーボードがほしい
- AbletonLiveのLite版が同梱されている
- 利用者が少ないのでトラブルが起きた時が大変になるかもしれない。
- 日本語レビューがサウンドハウスでしか見つからない。(しかも37鍵)


novation ノベーション / Launchkey49 MK3 MIDIキーボードコントローラー
M-Audio Keystation49 III


32鍵でもご紹介したKeystationの49鍵モデルになります。
ミニ32鍵のKeystation32と違いピッチ/モジュレーションはホイールに変更されているため、ベンドがしやすく作られています。
またDAWの録音や再生がMidiキーボードから操作ができるようにもなっており、コントローラーとして使うこともできるため作業効率を上げやすくなっています。
デスクの大きさにもよりますが、おそらく49鍵のもので一番サイズ的にも丁度いいものがこのM-AudioのKeyStation49になると思います。
タッチ感もやや値段相応といった意見もありますが、やや好評な印象があるので僕も第一候補として購入を検討しているMidiキーボードになります。
そしてこのKeyStation49にもAbleton Live Liteがバンドルされているので、本格的に始めてみたい人におすすめができます。
- 本格的にDAWを使った作曲をしたい
- 場所を取らずに大きめなキーボードが欲しい
- コスパ重視
- 32鍵とデメリットはあまり変わらない
- 付属のエフェクト(FX)やインストゥルメントの評価が低い


M-Audio USB MIDIキーボード 49鍵 ピアノ音源ソフト付属 Keystation49 III
61鍵以上のMidiキーボード
Alesis V61 MKII


Alesis V61は61鍵のMidiキーボードで、簡単な打ち込みから演奏にも対応できるポテンシャルを持っています。
8つのドラムパッドが搭載していて、ベロシティも対応しているので簡単なドラムの打ち込みもでき、価格も比較的安め販売されているものになります。
しかし、価格も安めに設定されているということで、機能性もほかのキーが少ないMidiキーボードとあまり変わらず、ドラムパッド機能を使うことがあり、鍵盤数が多いものでコスパよく使いたい方向けのMidiキーボードとなっています。
また付属している取扱説明書も簡易的なものになるので、詳細などを調べる場合はネットで探す必要があります。
- ピアノなどの鍵盤演奏の経験がある
- コスパよく使いたい
- 打ち込みも想定して購入する
- 機能性が他のMidiキーボードと大差ない。
- 取扱説明書がわかりづらい場合もある


Alesis USB MIDIキーボードコントローラー61鍵ベロシティ対応FULL LEVELモード対応の8つのドラムパッド、アルペジエーター、ピッチベンド/モジュレーションホイール、NOTE REPEAT機能搭載 音楽制作ソフトウェアを付属 V61 MKII ブラック
KORG microKEY2-61


KORG microKEY2シリーズの61鍵モデルになります。
microKEYシリーズは最低限の機能にはなりますが、省スペースでKORGだからこそのコスパとタッチ感を両立させているMidiキーボードです。
また、Air-49と同じくKORG専用のアプリを使うこともでき、様々なDAWにも対応しているので、届いたらすぐ使えるところもおすすめポイント。
しかし、バンドルされている音声ライブラリなどがMacでしか使えないという口コミもあるため、あくまでも自身で持っているDAWソフトやライブラリを使うことをメインに考えたほうがいいかも?
- DTM初心者におすすめのコスパ
- ピアノ経験者におすすめ
- 省スペースで作業をしたい
- 機能性が最低限
- バンドルされているライブラリがMacでしか使えない口コミ有


KORG 定番 USB MIDIキーボード microKEY2-61 音楽制作 DTM 省スペースで自宅制作に最適 すぐに始められるソフトウェアライセンス込み ダンパーペダル使用可 61鍵
Arturia KeyLab 61 Essential


Arturiaは1999年創業のフランスの楽器メーカーで、シンセサイザーなどの製造を行っているメーカーです。
価格もそこまで高くなく、PC以外にもiOSに対応しているMidiキーボードなので、Padなどでも利用することができる多機能型キーボードになってます。
また、コントロールパッドを搭載しているためDAWのコントロールも行うことができ、フェーダーを割り当てることで音量などの細かいコントロールにも対応。
そしてArturia専用のソフトもバンドルされているので、エフェクトや音色などのカスタムも自由自在に行うことができ、価格から考えてもかなり高コスパなMidiキーボードとなっています。
しかし、キータッチは少し固めの仕様になっているので好みが別れやすい傾向があるようです。
Midiキーボードを取り扱うにあたって取扱説明書や、サポートなども心配になってくるところですが、フランスのメーカーということもあり日本語サポートが不十分というレビューもあるので、注意すべき点かもしれません。
- 多機能型Midiキーボードがほしい
- 鍵盤を使った作曲制作をしたい方
- コントロール機能がほしい
- 日本語サポートに難あり
- キータッチに好みが別れやすい


Arturia キーボード・コントローラーKeyLab 61 Essential
FVEREY 88鍵キーボード


FVEREY 88鍵キーボードは、正直あまりおすすめしません。
おすすめできないポイントとしてはかなり当たりはずれがあり、ケースにはカビが生えていたり鳴らない鍵盤があったりと評判の悪いレビューが割と見られます。
しかし、そういった不具合もなく届いている方もいらっしゃるようなので、本当に当たりはずれのふり幅が広いキーボードなんだなあ、と思いました。
ただ、面白いと思った点もあり88鍵の割に4㎏と軽いキーボードで、持ち運びが楽な点と88鍵キーボードの大きさをカバーするためか、折り畳みができるという少し変わったMidiキーボードだったので今回ご紹介しました。
MIDI対応しているためDAWソフトにつなげて使用することもでき、価格も88鍵の割にかなり格安なので、当たりが引ければコスパはいいかもしれませんが、あまりおすすめはできません。
- 格安で88鍵キーボードがほしい
- 変わったキーボードがほしい
- 持ち運びがしたい
- ケースにカビが生えていたり、不具合が出る場合がある
- かなり当たりはずれがある


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最後に。
というわけで、様々なキーボードを今回はまとめてみましたが、気に入るようなキーボードは見つかりましたか?
ちなみに僕はM-AUDIOのキーボードが気になっていますが、Arturia KeyLabなんかもいいなと思ってます。
M-AUDIOとAKAIとAlesisは同一企業のブランド違いということもあるので、かなり安めに作られていますが、性能で言えば不便することはないと思います。
ただ、最後に取り上げたFVEREYに関しては、詳細サイトなどが一切出てくることなく、かなり不安要素のが大きいキーボードなので、ゲテモノ扱いとしての取り上げになりますが、それでも2万を切る価格で88鍵で4キロの折り畳みというインパクトは目にひくものがあります。
はずれを引いても返品ができればいいわけですが、できない場合もあるのでかなり不安になりますがそれでも大丈夫という方は購入検討してみてもいいかもしれません・・・。
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